恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
あなたの冷たさを恨み、流す涙で乾くひまさえもない袖が(朽ちてしまうことでさえ)口惜いのに、この恋のために、(つまらぬ噂で) わたしの名が落ちてしまうのは、なんとも口惜しいことです。
恋に朽ちる名のほうが、より口惜しい
後拾遺集
、恋四、815
詞書「永承六年内裏歌合に」
相模
百人一首
歌
訳はちょっとふわふわにございます
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